4.4 貯蓄を増やすためのコツ4:「仕事での収入アップ」を目指す

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収入が増えれば家計に入るお金も増え、貯蓄がしやすくなります。

ただし、日本の給与制度は累進課税のため、収入が上がるほど税負担も増える点には注意が必要です。

給与アップ後は、手取り額を基準に家計や貯蓄計画を立てましょう。

昇進や資格取得、転職によって収入が増える可能性がありますし、副業が認められている職場であれば追加収入を得る道もあります。

物価高で生活が厳しい中でも、将来を見据えて少しずつスキルを磨き、昇給や副業などによる収入アップを目指してみてはいかがでしょうか。

5. まとめ

今回は、年代別に貯蓄額の平均値・中央値を見てきました。
自身の貯蓄額と比較してみて、いかがでしたか?

「なかなか貯蓄が増えない」「生活費で精一杯」という人も少なくないでしょう。

貯蓄は、毎月少額でも良いのでできるだけ長く続けることが大切です。

毎月余ったお金を貯蓄するのではなく、給与が入った時点で先取り貯蓄をするよう意識しましょう。

定期預金など強制的に引き落とされる形や、NISAやiDecoの積み立て設定を利用するのもおすすめです。

参考資料

橋本 優理