3. 貯蓄額を増やすなら、資産運用も選択肢のひとつ

近年新NISAがスタートしたこともあり、貯蓄額を増やす方法として資産運用が注目されています。国も後押ししているため、聞いたことがある人もいるでしょう。そして、資産運用で多くの人が気にするのが利回りです。

  • 利回り:投資金額に対する収益の割合

利回りの目安は金融商品によって異なりますが、株式であれば3〜5%程度を目指すのが現実的でしょう。しかし、大前提として資産運用にはリスクがあることを理解しておく必要があります。とくに、高い利回りの金融商品には注意が必要です。金融商品ごとの特徴やリスクをしっかり調べたうえで、取り組むかどうか慎重に判断してください。

4. 自分に合った資産形成で「未来の自分」に備えよう

今回の記事では、総務省統計局の家計調査をもとに、二人以上世帯の貯蓄状況について見てきました。貯蓄額が少ない世帯がある一方で、高額な貯蓄を持つ世帯も一定数いることがわかりましたね。平均値や中央値も参考にしながら、自分の貯蓄状況を客観的に把握することが大切です。資産形成は早く始めるほど、時間という最大の味方を得られます。まずは無理のない範囲で、将来の目標に向けた貯蓄や資産運用をはじめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

村岸 理美