定額減税で、減税しきれなかった方に定額減税補足給付金(不足額給付)が支給されます。

所得税3万円・住民税1万円の減税額に満たない場合、差額を給付金として受け取れる制度があることをご存知でしょうか。

さらに年金受給者は、月額最大6813円の年金生活者支援給付金を受け取れる可能性があります。

しかし、これらの給付金は自動的には支給されません。知らないだけで損をしてしまう前に、あなたが受給対象かどうか確認しましょう。

1. そもそも定額減税補足給付金(不足額給付)とは

2024年に、家計の負担を軽減するために「定額減税」が実施されました。定額減税補足給付金(不足額給付)とは、定額減税をしきれずに「不足額」が生じた世帯へ支給される給付金です。

定額減税は、所得税を3万円・住民税を1万円減税する制度です。納税額が定額減税額に満たず、所定の金額を減税しきれない場合、給付をして調整します。

この調整をするための給付金が「定額減税補足給付金(不足額給付)」です。

なお、すでに所得税・住民税合わせて4万円の定額減税を受けている人や、合計所得が1805万円超の人は給付の対象外です。