8月の厳しい残暑が続く中、物価の上昇や家計のやりくりに頭を悩ませている方も多いかもしれません。

その一方で、資産をしっかり築き「富裕層」と呼ばれる層に属する人々の割合は、近年少しずつ増えてきています。

では、日本における富裕層はどのくらい存在するのでしょうか。今回の記事では、最新のデータをもとに富裕層の割合を確認しつつ、なぜ増えているのかという背景についてもあわせて解説していきます。

1. 【富裕層】ってどんな世帯?

「富裕層」と呼ばれる資産家は、具体的にはどのような世帯なのでしょうか。野村総合研究所のレポートをもとに「富裕層」の定義について見ていきましょう。

1.1 《富裕層の定義》

野村総合研究所のレポートでは、全世帯を純金融資産保有額の規模によって「富裕層」から「マス層」までの5つの階層に分類。

1億円以上保有している世帯を「富裕層」、さらに5億円以上保有する世帯を「超富裕層」と定義しています。

1.2 《日本に「富裕層」はどれくらいいるのか》

富裕層・超富裕層を合わせた資産家世帯は日本に165万3000世帯。これは、全世帯の約3%に相当します。

  • 超富裕層(5億円以上):11万8000世帯/135兆円
  • 富裕層(1億円以上5億円未満):153万5000世帯/334兆円
  • 準富裕層(5000万円以上1億円未満):403万9000世帯/333兆円
  • アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):576万5000世帯/282兆円
  • マス層(3000万円未満):4424万7000世帯/711兆円

なお、富裕層と超富裕層が保有する資産の合計は469兆円。

全世帯の保有資産額(1795兆円)の約26%が、上位約3%のトップ層に集中していることが分かります。