2. 【東京・神奈川・埼玉・千葉】最低賃金を都道府県ごとにチェック
最低賃金の改定により、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の全4都県で、時給が1100円を超えることになりました。
引き上げにより、特に非正規雇用者や若年層の労働者への影響が大きいと予想されます。
東京都と神奈川県が時給1200円台へと突入し、それぞれ1226円、1225円となる見通しです。
また、埼玉県は1141円、千葉県は1140円と、両県とも大幅な引き上げが行われます。
地方圏でも1000円を超えることが見込まれていますが、大きく上回る点で賃金格差が拡大されると考えられます。一方で、物価の高い首都圏における生活費を補う重要な役割を担うでしょう。
前年からの引き上げ額がいずれも「63円」となっていますが、これは東京・神奈川・埼玉・千葉が中央最低賃金審議会の「Aランク」に分類されており、63円となっているからです。
他の地域ランクであるBも同じく63円ですが、Cランクは64円アップとなっています。
今後の流れとして、最終的な地域別最低賃金額や効力発生年月日は、各都道府県に設置されている地方最低賃金審議会が労働者側と使用者側の委員間で議論して決定することになります。
そのため、上記から変わる可能性はあります。