2018年11月15日に行われた、株式会社Cominix2019年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社Cominix 取締役管理本部長 兼 経理部長 林祐介 氏

重点施策①

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林祐介氏:4番の2019年3月期第2四半期決算概要以下を、私からご説明させていただきます。

資料の25ページの重点施策です。営業戦略としては、取扱製品の拡充、営業拠点の新設物流拠点の新設など、営業活動の基盤を新たに構築するための施策を実施いたしました。

取扱製品の拡充としましては、レアメタル販売事業へ参入いたしました。続いて、YG-1製品や切削液の取り扱いを開始しております。

営業拠点の新設としましては、海外事業でメキシコにケレタロ営業所を新設しております。また、切削工具事業で三重営業所を新設しております。

物流拠点の新設といたしましては、名古屋ロジスティクスセンターを新設いたしました。

重点施策②

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続いて、26ページです。

その他戦略としては、社名変更・新基幹システム稼働・管理体制強化など、当社グループのグローバル展開の基盤となる各種体制を整備しました。

社名の変更につきましては、「Cominix」への変更をしております。また、企業認知向上施策としてラジオCMを開始しております。

新基幹システム稼働につきましては、本年(2018年)7月より新基幹システムを稼働させております。将来的には、さらなる情報の高度化を実現し、経営戦略立案や経営の意思決定の迅速化に貢献する予定でございます。

管理体制強化といたしましては、人材の育成であったりコンプライアンス体制の強化、また社内インフラの再構築といった施策をしております。

19年3月期 2Q決算概要 ~損益計算書~

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27ページです。2019年3月期第2四半期の決算概要、損益計算書のご説明をさせていただきます。

主力の切削工具・海外事業が堅調に推移し、売上高は124億4,200万円、前年比9.9パーセント増。営業利益は5億1,200万円で、前年比32パーセント増。経常利益は5億800万円で、前年比27.1パーセント増となっております。

19年3月期 2Q決算概要 ~セグメント別~

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次のページは、セグメント別の概要です。

切削工具事業は、卸部門では主要取扱メーカーとのキャンペーン施策や新商材の拡販が好調、直販部門においても技術営業体制の強化を推進したことなどから、卸・直販両部門ともに売上高およびセグメント利益は堅調に推移いたしました。売上高は78億3,200万円、前年比8.4パーセント増。セグメント利益は2億6,800万円で、前年比45.5パーセント増となっております。

耐摩工具事業につきましては、製罐メーカー向けの販売が前年同期と比較して増加したことなどから、売上高およびセグメント利益は堅調に推移いたしました。売上高は14億6,300万円、前年比7.5パーセント増。セグメント利益は1億5,100万円、前年比8.6パーセント増となっております。

海外事業につきましては、貿易摩擦の動向に注視を要するものの世界経済は堅調に推移し、中国・メキシコ・タイなどにおいて自動車業界向けの販売が前年同期と比較して増加したことなどから、売上高およびセグメント利益は堅調に推移いたしました。売上高は25億2,700万円、前年比12.4パーセント増。セグメント利益は6,300万円と、前年比30.7パーセント増となっております。

光製品事業につきましては、中国でのFPD関連投資が堅調に推移したことを背景に、外観検査装置業界への光学機器等の販売が好調で、売上高およびセグメント利益は堅調に推移いたしました。売上高は6億1,900万円で前年比27.7パーセント増、セグメント利益は2,700万円で前年比59.5パーセント増となっております。

19年3月期 2Q決算概要 ~セグメント別前年比較~

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29ページの表は、前年度2018年3月期第2四半期をスタートとしまして、セグメント別の売上高の増減と営業利益の増減をグラフにしたものであります。

2019年3月期 連結業績予想

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続いて、中期経営計画にまいります。

31ページの2019年3月期連結業績予想です。上半期業績は、主力の切削工具事業・海外事業が堅調に推移したことから、売上・営業利益・経常利益・四半期純利益が計画比で増収・増益となっております。通期は、(2018年)5月8日付で公表した業績予想から修正はありません。

中期経営計画 ~数値計画~

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32ページの数値計画です。

経済情勢の変化や業界の動向など当社を取り巻く経営環境を考慮し、ローリング方式により、毎年度中期経営計画を見直しております。2020年3月期売上高は280億円、営業利益は13億円、 2021年3月期売上高は308億円、営業利益は15億4,000万円を目指しております。

配当

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続いて、配当・株主優待についてです。

34ページは、配当についてです。連結配当性向30パーセントを目処として、将来の持続的成長に必要な内部留保の充実を図りながら、継続的かつ業績に応じた利益還元を行っていく方針としております。70期は、24円の年間配当を予定しております。中間配当は11円、期末配当は13円を予定しております。

株主優待制度

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35ページは、株主優待制度です。

株主のみなさまの日頃のご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、中長期的に当社株式を保有していただける株主さまの増加を目的として実施しております。当該制度開始から、本年で4年目の実施となります。

株主優待制度の内容につきましては、株主さまの「保有株式数」に応じて、「世界各国の特産品カタログギフト」を贈呈しております。今年度のカタログギフトは、当社が進出しているアジア、北中米8ヶ国に日本を加えた9ヶ国の特産品に加え、新規ビジネスを開始しているモンゴルの特産品を加えた10ヶ国の特産品を掲載しております。対象となる株主さまは、毎年3月末現在で200株以上ご所有の株主さまとなります。

以上で、ご説明を終了させていただきます。

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