3. まとめにかえて

今回は、後期高齢者医療制度における「配慮措置」の終了と、それに伴う医療費の負担増について解説しました。

「医療費2割負担」は後期高齢者の約2割にあたる約370万人が影響をうけるとされる「配慮措置」は2025年9月末で終了します。この「配慮措置」終了に備えて家計の見直しや高額療養費制度の活用準備も検討するのも家計を守るうえで大切になってきます。

これからの医療費の負担増は不安に感じるかもしれません。しかし、制度を正しく理解して日頃から家計の備えを意識することで、安心して医療を受けることができるでしょう。

参考資料

厚生労働省「医療費の自己負担について」
厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
東京都後期高齢者医療広域連合「自己負担割合が「2割」となる方への負担軽減(配慮措置)」

村岸 理美