3.2 20歳代〜50歳代の「平均年収」はいくら?

続いて、年代ごとの平均年収を見ていきましょう。

各年齢層における平均給与は次のとおりです。

年齢階層別の平均給与

年齢階層別の平均給与

出所:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

  • 20〜24歳:267万円
  • 25〜29歳:394万円
  • 30〜34歳:431万円
  • 35〜39歳:466万円
  • 40〜44歳:501万円
  • 45〜49歳:521万円
  • 50〜54歳:540万円
  • 55〜59歳:545万円

上記は男女を合わせた平均ですが、男性のみで見ると平均年収は一段と高くなります。

  • 20〜24歳:279万円
  • 25〜29歳:429万円
  • 30〜34歳:492万円
  • 35〜39歳:556万円
  • 40〜44歳:612万円
  • 45〜49歳:653万円
  • 50〜54歳:689万円
  • 55〜59歳:712万円

特に55〜59歳の層は役職に就く割合が増える時期であり、平均年収は全年代の中で最も高く、700万円を超える水準となっています。

4. 【業種別】平均年収はいくら?

続いて、業種別に見た平均年収について確認していきます。

平均給与が高い業種の上位5つを挙げると、以下のような結果となっています。

  1. 電気・ガス・熱供給・水道業:775万円
  2. 金融業・保険業:652万円
  3. 情報通信業:649万円
  4. 学術研究・専門・技術サービス業・教育・学習支援業:551万円
  5. 建設業:548万円

一方で、宿泊業・飲食サービスは264万円、農林水産・鉱業は333万円と、平均年収が低めの業種も存在します。

このように、業種ごとに収入水準には大きな違いがあることがはっきりと示されています。

上記をふまえ、高収入を目指すうえでは、どの業種に身を置くかという点も重要な要素となるのでしょう。