【20～70歳代】みんなの貯蓄はいくら？「貯蓄3000万円」以上の割合と年代別貯蓄額をチェック！《二人以上世帯》 60歳代の5人に1人は「貯蓄3000万円」という結果に

2024年からスタートした新NISA（少額投資非課税制度）は、長期・分散・積立による資産形成を応援する制度です。

とくに魅力的なのが、運用益が非課税になる点。通常は、株式や投資信託の利益には20.315％の税金がかかりますが、NISA口座での運用で生じた利益には税金がかかりません。つまり、利益をそのまま自分の資産として受け取れるのです。

新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類の枠が用意されており、目的やリスク許容度に応じた使い分けが可能です。

初心者の方は、“お金に働いてもらう感覚”に慣れるためにも、少額の積立投資から始めてみるのがおすすめです。

iDeCo（個人型確定拠出年金）は、自分で掛け金を拠出して運用する年金制度。最大の魅力は、3つのタイミングで税制優遇を受けられる点です。

iDeCoは原則60歳まで引き出せないため、“将来のためのお金”としてしっかりと区別して運用できます。

積立額も月5000円から始められ、投資信託や定期預金など自分に合った商品を選べます。

長い時間を味方につけることができる制度なので、早めに始めることでより大きな効果が期待できるでしょう。

3. 貯蓄3000万円以上の人はあまり多くない

貯蓄3000万円以上を保有していたのは60歳代が最も多く、20.0%でした。退職金・相続金といった資金が入ったという方や、これまでお金を貯めてきた結果だという方がいると考えられます。

次に多かったのは70歳代の19.0％です。この年代になると、仕事を退職して老後生活がはじまっている方も増えているでしょう。

老後資金を貯めるには、無理せず貯蓄を続けることが大切です。この記事で紹介した方法など、自分に合った貯蓄のやり方を見つけられると良いですね。

石川晴香