シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「セリア」を展開するセリア(2782)の、2018年12月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2019年1月7日に更新されたセリアの2018年12月の既存店売上高は、対前年同月比99.5%となりマイナス成長。2カ月続けてのマイナスとなりました。
内訳としては客数が99.6%、客単価が99.9%と、ともに若干のマイナスとなっています。
一方、全社売上高は105.8%とプラス成長が継続しています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2019年3月期のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。
当期の既存店売上高は、プラス成長が3カ月、マイナス成長が6カ月という状態。客数のプラス月は2カ月、客単価のプラス月は3カ月に留まっており、客数と客単価のいずれも不振の月が多い状態です。
ただし全社売上高は、全ての月でプラス成長となっています。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は昨年1月の7,390円を天井に下落が継続中。10月末の3,500円付近がサポート&レジスタンスとなっていましたが、1月10日に同水準を割れており、依然として下落トレンドにあります。
客数も客単価も不振が続いている中、既存店をどのように立て直すのかが今後の注目点となるのではないでしょうか。
LIMO編集部