軍用車からスタートしたメルセデス・ベンツのゲレンデヴァーゲン

メルセデス・ベンツの『ゲレンデヴァーゲン』は、ドイツ語でオフローダーの意味があり、Gクラスと呼ばれ、ラダーフレームを採用した本格的4WD車だ。もともと軍用車からスタートし、1979年に発売されてから40年近く経った2018年にようやくフルモデルチェンジされたほど、質実剛健なデザインは色あせないもの。

そんなロングセラーモデルであるGクラスっぽい軽自動車が『東京オートサロン2019』で初公開された。手がけたのは愛知県にあるカスタムメーカー「Liberty Walk(リバティーウォーク)」。同社はフェラーリやランボルギーニなど、スーパーカーにリベット留めのオーバーフェンダーを装着し、極限までシャコタンにした攻撃的なカスタムが世界的にも有名だ。

ベースは昨年フルモデルチェンジしたあのクルマ

実は『Gmini』のベースとなったのは、昨年フルモデルチェンジして売れ行き絶好調のスズキの軽自動車『ジムニー』。展示している車両は、FRP製のフロントバンパー、フロントグリル、ワイドフェンダー、リアウイング、フロントルーフスポイラー、ボンネットフードを装着したボディキットである「lb★nation G mini WORKS Premium Complete Body Kit」をまとったもので、キット価格は税込み55万6,200円。

実際に隣に展示してあるGクラスと並べてみても、どっちが本物なのかわからないほどの完成度を誇っている。それもそのはずで、Gクラスも同社のカスタムキットをまとっているから、ルックスだけをとれば親子同然なのだ。

ボンネットやオーバーフェンダーはブラックカラーで大迫力

 

日産『GT-R』はダイハツ『コペン』、ホンダ『NSX』はホンダ『S660』

すでに発売されているモデルとして、ダイハツ『コペン』をベースにした『GT-K』と、ホンダ『S660』をベースにした『SSX-660R』がある。こちらはそれぞれ、日産『GT-R』とホンダ『NSX』のデザインに近づけたものだが、とてもよく似ている。