貯蓄初心者が比較的取り組みやすい資産運用法としては投資信託のつみたて投資などが挙げられます。月々少額でも自分で決めた金額からの投資が可能で、「つみたてNISA」の制度を使うと運用益が非課税の恩恵を受けられます。

通常、預金も含め投資などの運用益に対しては20.315%(所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかります。つみたてNISAは、年間40万円までの投資額にかかる運用益が非課税となり、非課税になる期間は20年あるので最大800万円まで、普通に運用して運用益を得るよりお得になります。

投資信託も値動きがあり、株同様に元本割れのリスクもあります。一方で、株の場合は投資する会社が不祥事や業績不振に陥ると一気に株価が暴落する可能性がありますが、投資信託の場合はいくつもの会社や国、不動産などに分散投資しており、経済の影響はもちろん受けますが株に比べれば値動きは少ないです。

投資には興味があるけれど株の値動きは怖いと感じている方は、まずつみたてNISAのお得な制度を使い、少額からの投資を試してみるのも一つの手です。

まとめ

日本人は投資やリスク資産の運用に消極的で、貯蓄には預貯金の占める割合が多く、諸外国に比べると株式や投資信託の保有率が非常に少ない傾向にあります。しかし、収入がなかなか増えていかない今の時代、少しでも資産を増やしたいと思っているのなら、預貯金だけではなく株や投資信託を上手く運用することを考える必要もありそうです。

もちろん株や投資信託への投資は元本割れのリスクもあるので、当てずっぽうだったり人に言われるがままに購入するのではなく、自分でも勉強をする必要がありますが、とにかく挑戦したいと思っているのなら、まずはつみたてNISAなどの節税メリットのある少額投資から始めてみてはいかがでしょうか?

LIMO編集部