8月の年金支給日を終え、次の年金支給日は10月15日です。年金暮らしに入ると、「自分の年金額は平均と比べて多いのか少ないのか?」と気になることはありませんか。
特に物価の上昇が続く今、同年代の年金受給額を知ることは、今後の生活設計を考えるうえでのヒントになります。
この記事では、60歳から89歳までのシニア世代を対象に、厚生年金と国民年金の平均受給額を1歳刻みで紹介します。
これからの家計管理や将来の備えに役立つ情報を、データとともにわかりやすくお届けします。
1. 【1.9%増額】令和7年度の年金額の例
公的年金は、毎年物価や賃金の変動を反映して見直されています。2025年度の年金額は、前年度より1.9%引き上げられています。
公表された年金額例を見ると、国民年金(老齢基礎年金)の満額は月額6万9308円となっています。
また、厚生年金は、モデルケース「厚生年金を受け取る会社員の夫+国民年金を受け取る妻」の世帯の場合、月額23万2784円です。
※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)
※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準