3. 老後のマネープランについて考えてみよう

60歳代・おひとりさま世帯の貯蓄額は、平均値は1679万円で、中央値は350万円でした。貯蓄ゼロの割合が27.7%、であることから、まったく貯蓄ができていないシニア世帯が4人に1人いることになります。

一方で、金融資産保有世帯の貯蓄平均額は2363万円、中央値は960万円であることから、貯蓄状況は二極化している傾向が見られます。

シニア世代は年金収入が主となる方が多くなります。厚生労働省によると、厚生年金の平均年金月額は14万6429円、国民年金の平均年金月額は5万7584円となっており、年金収入だけでは生活をやりくりできないシニア世帯もいると考えられます。

そのため、事前に貯蓄ができているに越したことはありません。貯蓄がある方は老後生活を見通して資金繰りの計画をし、貯蓄がない方は月々の固定費を削減できないか検討してみるなど、まずは自分のマネープランについて計画を立ててみましょう。

参考資料

石川 晴香