8月も猛暑が続き、光熱費の上昇が懸念されます。物価上昇も続く中で、日々のやりくりに苦慮する方も少なくないでしょう。
日銀の調査によると、暮らし向きとして「ゆとりがなくなってきた」と回答した人が61%に増加したことがわかりました。
そのような中でも考えておかないといけないのが「老後の暮らし」についてです。「人生100年時代」「長生きリスク」なる言葉もよく聞かれるようになり、そろそろ準備しないといけないと感じる人も多いですね。
しかし、物価上昇の中でやみくもに老後の備えをするのはなかなか難しいものです。
そこで本記事では、実際に今の「60歳代~90歳以上」の人が老齢年金をいくら受給しているのか、データを紹介していきます。
老後の備えについて考えるきっかけにしてみてください。
1. 【年金一覧表】みんなはいくら?国民年金の平均額を「60歳代~90歳以上」で比較
厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、まずは、自営業者やフリーランス、専業主婦など、厚生年金加入期間がない人が受給する「国民年金のみ」の平均月額について紹介します。
1.1 国民年金の平均月額(60歳~69歳)
- 60歳:4万3638円
- 61歳:4万4663円
- 62歳:4万3477円
- 63歳:4万5035円
- 64歳:4万6053円
- 65歳:5万9599円
- 66歳:5万9510円
- 67歳:5万9475円
- 68歳:5万9194円
- 69歳:5万8972円