5. 高齢期の医療費負担は増えていく?!

今回は、2025年度の後期高齢者医療制度の保険料や、都道府県ごとの負担額の差について解説しました。この制度は原則75歳以上の方が対象で、医療保険料は公的年金から天引きで支払う仕組みです。

記事で紹介したモデルケースでは、住んでいる地域によって年間の保険料に1万円以上の差が出ることがあり、地域差の大きさが明らかになりました。

今後は「高額療養費制度」の見直しも議論されるなど、高齢期の医療費負担に注目が集まっています。老後の費用は年金だけではまかなえないケースも多いため、現役世代のうちから計画的に準備を進めることが大切です。

将来、安心して暮らすためにも、今できる備えを少しずつ始めていきましょう。

参考資料

中島 卓哉