5. 高齢期の医療費負担は増えていく?!
今回は、2025年度の後期高齢者医療制度の保険料や、都道府県ごとの負担額の差について解説しました。この制度は原則75歳以上の方が対象で、医療保険料は公的年金から天引きで支払う仕組みです。
記事で紹介したモデルケースでは、住んでいる地域によって年間の保険料に1万円以上の差が出ることがあり、地域差の大きさが明らかになりました。
今後は「高額療養費制度」の見直しも議論されるなど、高齢期の医療費負担に注目が集まっています。老後の費用は年金だけではまかなえないケースも多いため、現役世代のうちから計画的に準備を進めることが大切です。
将来、安心して暮らすためにも、今できる備えを少しずつ始めていきましょう。
参考資料
中島 卓哉
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/証券外務員一種/FP2級
大阪府出身。大学卒業後、住友生命グループの保険代理店である株式会社保険デザインに入社。入社3年で管理職に抜擢され、マネジメント業務に従事。ライフプランの設計や家計相談、保険の見直し、資産運用のアドバイスなど、幅広いテーマで個人のお金の悩みに寄り添い、これまで1000世帯以上の相談を担当。自身もNISAやiDeCo、保険、投資信託、個別株投資を活用しながら資産形成に取り組んでいる。
現在はIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として、顧客の課題解決に向け中立的で幅広い提案を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。三井住友信託銀行に転職後、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。FX関連のメディアで執筆・編集を経験したのち、2023年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。マネー関連記事の執筆や編集を行う。【2025年9月22日更新】