8月も終わりに近づき、夕方には涼しい風を感じるようになりました。この季節の変わり目は、ライフプランについて考えるのに適した時期と言えます。日本人の平均寿命が延び、人生100年時代と言われる今、老後の生活資金について不安を抱える人は多いのではないでしょうか。
物価高や医療費の増加も、その不安をさらに大きくしている要因です。公的年金だけではゆとりある老後を送ることが難しいと感じている人もいるでしょう。そんな不安を少しでも和らげてくれるのが、「年金生活者支援給付金」です。
この制度は、生活に困窮している年金受給者を対象に給付金を支給するものです。今回は、老後資金の基礎となる年金制度とあわせて、この給付金について見ていきましょう。
1. 厚生年金と国民年金、平均月額はどのくらい?
厚生労働省の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の平均月額は国民年金(老齢基礎年金)で5万円台、厚生年金(国民年金部分も含む)で14万円台です。
ただしグラフのように、厚生年金を月額25万円以上受け取っている人もいれば、国民年金・厚生年金ともに月額2万円未満の低年金となる人まで、幅広い受給額帯に分布しています。