2. 東京都の支援策:水道料金「基本料金」が無料に
年金額は毎年改定されますが、いきなり増える仕組みではありません。基本的に、年金受給世帯は可能な範囲で働くか、支出を引き締めるのが現実的な対策となります。
行政もさまざまな生活支援を行っており、たとえば東京都では水道料金の基本料金を無償とする支援を行っています。物価高騰下における暑さ対策の取り組みの一環であり、熱中症予防にもつなげる狙いがあります。
なお、支援額は小口径に応じて以下のとおりです。
- 13㎜:3440円(860円×4カ月)
- 20㎜ :4680円(1170円×4カ月)
- 25㎜ :5840円(1460円×4カ月)
なお、支援期間は夏場の4カ月分です。
特段申請は不要で、自動的に補助が適用されます。水道料金の請求が届いたら、内容を確認してみてください。
3. 3. まとめ|給付金+生活支援を上手に活用しよう
年金生活者支援給付金は、低所得の年金受給者にとって重要な生活支援制度です。
また、東京都の水道料金無償化のような地域独自の支援制度も活用することで、厳しい生活状況の改善につながります。
制度を正しく理解し、適切に活用することが大切です。
参考資料
- 厚生労働省「「年金生活者支援給付金制度」について」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 東京都「猛暑から都民の命と健康と暮らしを守るため今夏4か月間、水道料金の基本料金を無償とし、都民の熱中症対策を支援します」
柴田 充輝