2. 【後期高齢者医療制度】7月末以降に順次「保険証の有効期限」を迎えます

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実は、2024年12月2日より後期高齢者医療制度の紙の保険証は新規発行と再発行が中止されました。

そして、それ以前に発行されていた紙の保険証も、2025年7月末より順次有効期限を迎えます。

そのため、2025年8月以降に紙の保険証を病院などに持参しても使えないことになります。

2025年8月以降は、マイナ保険証の利用が原則必要です。

マイナ保険証とは、マイナンバーカードに健康保険証の機能を追加したものです。

医療機関の受付で専用端末にカードをかざすことで、保険資格の確認や薬剤情報の共有が可能になります。

3. 「マイナ保険証を保有していない人」は8月以降どうすればいい?

2025年8月以降は原則マイナ保険証が必要ですが、まだマイナ保険証の発行ができていない人もいるでしょう。

インターネットの操作に不安があったり、自宅から出るのが難しくて発行ができてない人もいるかもしれません。

そのような人は、暫定的な措置として「資格確認書」を利用することで従来通り保険適用が受けられます。

資格確認書は医療保険の資格を証明する書類のことで、保険者番号や氏名、生年月日、適用開始年月日などが記載されています。

医療機関の窓口で提示することで保険適用が受けられるため、従来の紙の保険証と同じような利用方法です。

申請は不要で、マイナ保険証の保有有無に関わらず全員に無償で交付されます。

そのため、マイナ保険証を保有していない人でも、ひとまず資格確認書を利用すれば安心して保険適用を受けることが可能です。