3. 「おひとりさま世帯」も老後の計画を立ててみよう
40歳代・50歳代の「おひとりさま世帯」の貯蓄は十分とはいえない結果になりました。保有資産が0(ゼロ)の世帯は40歳代33.3%・50歳代40.2%と、各世代で最も多い割合でした。
毎日の生活費にお金がかかっていたり、趣味や交際費でお金がかかっていたり、親の援助をしていたりなど、貯蓄に回す余裕がないのだと考えます。給与だけでは貯蓄がしにくいという、厳しい時代になりました。
老後の生活にはお金がかかります。年金収入だけでは生活費が賄えなかった場合は、仕事をして給与を得るか、貯蓄を取り崩すことになる可能性が高くなりますが、体調によっては働きに出られないかもしれません。
そのため、現役世代の間に老後に向けて準備を始めることが重要です。
これまで貯蓄ができていない方は、まずは生活費から固定費を見直してみたり、毎月の給与から少しずつ積み立てをしてみたりなど、無理のない範囲での貯蓄を検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
石川 晴香