公的年金の受給額は、老後の生活設計において重要な情報です。令和5年度の統計によると、国民年金の平均月額は約5万8000円、厚生年金は約14万6000円となっています。

自営業者など国民年金のみの方でも、繰下げ受給を活用すれば月額10万円超の受給が可能です。一方で、厚生年金受給者の約21.2%は月額10万円未満となっており、加入期間の長さが受給額に大きく影響します。

1. 【国民年金・厚生年金】「平均月額」はいくら?

厚生労働省の資料によると、国民年金と厚生年金(国民年金含む)の平均月額は以下のとおりです。

  • 全体の平均年金月額:5万7584円
  • 男性の平均年金月額:5万9965円
  • 女性の平均年金月額:5万5777円
  • 全体の平均年金月額:14万6429円
  • 男性の平均年金月額:16万6606円
  • 女性の平均年金月額:10万7200円

あくまでも平均値ベースにはなりますが、厚生年金を受給している方の多くは、毎月10万円以上の年金を受給しています(実際の受給は2か月に1回)。