2.1 【社会保障給付費】「医療と年金」の伸びが顕著
社会保障給付費の推移を見ると、1980年には約24兆9000億円だったものが、2020年には約132兆2000億円、2025年の予算ベースでは140兆7000億円と大幅に増加しています。
特に2000年以降は医療と年金の伸びが顕著です。今後も高齢化の進展により給付費は増加すると見込まれており、持続可能な社会保障制度の構築には、給付と負担のバランスを見直す議論が不可欠です。このように社会保障の費用は増え続けていますが、そもそも日本の制度は世界的に見てどのくらい充実しているのでしょうか?
次は、 国際的な視点からその実態を見てみましょう。