4. おしゃれでローメンテな北欧ガーデンをつくる「4つのコツ」
4.1 多年草を中心にした植栽
手入れのしやすさと自然な景観を保つため、多年草を庭の主役にしましょう。一度植えれば毎年花を咲かせてくれるので、植え替えの手間が省け、年を重ねるごとに自然な風合いになります。
品種を選ぶ際はカラフルな花よりも、白・青・紫・ピンクなど派手過ぎないナチュラルな色合いの花を選ぶと北欧らしい雰囲気に。ハーブやベリー類なども取り入れると、より豊かな表情が生まれます。
4.2 グリーンの濃淡で奥行きを出す
さまざまな葉の形や大きさ、色を組み合わせることで、単調にならず、奥行きと立体感が生まれます。直立性の植物からグランドカバーまで、異なる高さの植物を植えて、風景にリズム感を演出しましょう。
グリーンプランツを配置することで、花が少ない時期でも、庭が緑豊かな癒やしの空間になります。
4.3 シンボルツリーで空間を演出
庭全体の印象を決める重要な要素として、シンボルツリーを植えるのも効果的。北欧らしい雰囲気を持つコニファーや、成長が緩やかで樹形が美しい落葉樹などがおすすめです。
シンボルツリーは庭のフォーカルポイントとなり、空間に広がりを加えるだけでなく、夏の直射日光が苦手な植物のために、涼しい木陰を作り出してくれます。
4.4 ゆったりと過ごせるスペースを作る
北欧の人々にとって庭はくつろぎの場所で、夏の間はほとんど庭で過ごすということもあります。スペースに余裕があれば、チェアやテーブルを置いて、座ってゆったりと過ごせる場所を作りましょう。
使い込まれた風合いのアンティーク調アイテムや、木材・石・レンガなどの自然素材の雑貨を取り入れることで、よりナチュラルな雰囲気が生まれます。
5. 北欧ガーデンはナチュラルと癒やしがポイント
素朴でありながら洗練された北欧ガーデンは、忙しい日常を忘れさせてくれる「心のゆとり」を与えてくれます。可憐な野の花のような植物たちが織りなす風景は、自然の営みそのもの。
手間をかけずに長く楽しめる丈夫な多年草を中心に、北欧ガーデンの特徴を取り入れた庭で、心地よい時間を過ごしてみませんか。