2. 高齢者世帯の55.8%が「生活が苦しい」と回答…ただし、前年よりやや改善か?
冒頭でも触れましたが、2025年7月4日に厚生労働省より発表された「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によると、高齢者世帯の55.8%が生活が「苦しい」と回答しています。
ただし、前回調査時の59.0%から▲3.2ポイントとなっており、「生活が苦しい」と考える高齢者世帯はやや減少していることがわかります。
前述のとおり、年金額は3年連続で引き上げられているものの、物価の上昇ペースには追いついていないのが実情です。収入源が増えていない限り、家計は引き続き厳しい状況にあると考えられます。
それでも、「生活が苦しい」と感じる世帯の割合がわずかに減少している背景には、物価高対策としての給付金支給など、公的支援が一定の効果を上げている可能性もありそうです。
次に、現在のシニア世代が実際にどのくらいの年金を受け取っているのか、その金額について詳しく見ていきましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】