2.4 エンディングノートのメリット・デメリット

エンディングノートとは、自分の希望や大切な情報を記録しておくためのもので、遺言書とは異なり形式に決まりはなく、自分の言葉で自由に書けるのが特徴です。エンディングノートに情報を記録しておくことで、家族がスムーズにアクセス・対応できるという大きなメリットがあります。また、どの情報をどう扱ってほしいか自分の意思を伝える手段にもなります。

ただし、法的な効力はないため、重要な資産や契約に関わる情報は別途正式な手続きが必要です。情報の更新を怠ると、逆に混乱を招くこともあるため、定期的な見直しも大切です。

エンディングノートは書店や文具店、インターネットでも購入でき、無料でダウンロードできる様式もあります。保管場所を家族に伝えておくこと、そして個人情報は慎重に取り扱うことが大切です。