4. 社会保険に加入すると「どんなメリット」がある?
社会保険に加入すると手取りが減ってしまうため、「社会保険への加入は損」と感じる人も少なくありません。
しかし、社会保険に加入することで、多くのメリットや支援を受けられるという利点があります。
4.1 各種手当金が受け取れる
たとえば、健康保険に加入していれば、病気や出産で仕事を休んだ際に「傷病手当金」や「出産手当金」といった手当を受け取ることが可能です。
傷病手当金や出産手当金は、いずれも一定期間にわたり給与の約3分の2が支給されるため、働けない期間の生活費を大きくサポートしてくれるのです。
4.2 将来受け取る年金額が増える
社会保険の一つである厚生年金保険に加入すると、将来的に受け取る年金額が増えるというメリットがあります。
たとえば、年間収入が120万円の方が厚生年金に25年間加入し続けると、年金受給額を年間およそ14万9200円上乗せできる可能性があります。
短期間で見ると社会保険の加入は負担増に感じられることもありますが、長期的には「医療保障」や「年金給付」といった面で大きなメリットがあるとうかがえます。