2. 定額減税補足給付金(不足額給付)の手続き方法は?
「定額減税補足給付金」を受け取るための手続き方法やスケジュールは、お住まいの自治体によって異なりますが、主に以下の3つのパターンに分かれます。
2.1 【手続き不要】自動で振り込まれる
対象者には、自治体から「給付のお知らせ」が届きますので、記載された口座情報などを確認しましょう。
受取口座などに変更がなければ手続きは不要です。記載された口座に給付金が振り込まれるのを待ちましょう。
2.2 【手続きが必要】確認書の提出が必要
対象者には、自治体から「給付金支給要件確認書」が郵送されます。
内容に間違いがないか確認し、必要事項を記入・押印の上、返送することで手続きは完了です。返送期限が設定されているため、期限内に必ず提出しましょう。
2.3 【手続きが必要】申請書の提出が必要
確認書が届かない場合や、何らかの理由で自分で申請する必要がある場合は、自治体のホームページから申請書をダウンロードし、必要書類を添付のうえご提出ください。
3. 定額減税補足給付金(不足額給付)の手続きにおける注意点
定額減税補足給付金(不足額給付)の手続きにおける注意点を確認しておきましょう。
3.1 必要書類の提出が必要となるケースがある
本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)や振込先口座がわかる書類(通帳やキャッシュカードの写し)が必要となるケースがあります。
3.2 期限を厳守する
確認書や申請書の提出には、期限が設けられています。この期限を過ぎてしまうと、給付金を受け取れなくなる可能性がありますので、十分ご注意ください。
3.3 給付金詐欺に注意
行政機関が、給付金の手続きでATMの操作を指示したり、手数料の振り込みを求めたりすることはありません。
不審な電話やメールには、決して応じないように十分ご注意ください。
※手続きで不明な点があれば、お住まいの自治体の担当窓口に相談しましょう。
4. まとめ
本記事では、「定額減税補足給付金(不足額給付)」について、制度の概要と今後の支給スケジュールについてご紹介しました。
この給付金は、2024年に物価高への対応策として実施された、定額減税(所得税・住民税)の恩恵を十分に受けられなかった方に対して、不足分を補う形で支給されるものです。
現在、対象となる方には自治体から通知書の発送が始まっており、順次案内が届く予定です。
対象となる要件や支給スケジュールは自治体により異なるため、「お住まいの市町村はどうなのか」をご確認ください。
こうした制度は概要がわかりづらく、自分が該当するか不安な方もいるでしょう。
対象者には案内が届きますので、内容を確認しましょう。案内が届かないものの、対象になるのでは?と思う場合は、自治体ホームページ等で確認するか、担当窓口へご相談ください。
参考資料
- 国税庁「定額減税について」
- 国税庁「令和6年分所得税の定額減税のしかた」
- 総務省「個人住民税の定額減税について」
- 江戸川区「江戸川区定額減税を補足する給付金(不足額給付)」
- 江戸川区「不足額給付Ⅱ 支給要件確認フローチャート」
中島 卓哉