5. まとめにかえて
今回は、70歳代の平均貯蓄額からシニアの経済事情について見てきました。
金融資産保有額は個人差が大きく、3000万円以上保有している人が19%いる一方、資産を保有していない人も約20%いることが分かっています。
老後は、限られた年金収入と貯蓄で日々の生活費を賄っていく必要があります。
定年退職後も働くシニアは増えていますが、いつまで健康で働くことができるのかは誰にも分かりません。
現役時代のうちから、ある程度資産を老後に向けて準備しておく必要があるといえるでしょう。
「資産形成といっても何から手を付けたら良いか分からない」という人は、資格を持ったお金のプロに相談してみるのもおすすめです。
参考資料
- 厚生労働省「健康寿命の令和4年値について」
- 総務省「2024年(令和6年)労働力調査」(2025年1月公表)
- 厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
橋本 優理