4. 《月額20万円の公的年金》を受給する人の特徴3.繰下げ受給を利用している

年金は通常65歳から受け取りを開始しますが、最長75歳まで受給開始時期を遅らせることも可能です。

これを「繰下げ受給」と呼び、受給開始時期を遅らせるほど年金受給額は高額となります。

例えば、70歳に年金の受給開始を遅らせると、65歳から年金を受け取る場合と比較して受給額は42%の増額です。

例として65歳から年金を受給開始する場合、受取額が月額15万円ほどの人が、受給開始年齢を70歳に遅らせると月額21万3000円ほどの年金を受け取れます。

少しでも年金額を増やしたい人は、定年退職後に再雇用や再就職で働きながら、年金の受け取り開始時期を遅らせることを選択肢に入れてみるとよいでしょう。

ただし、ライフスタイルや資産の状況などに合わせて、年金を受け取るタイミングを決めることが大切です。

5. 年金がいくらもらえるのかシミュレーションしよう!

本記事では年金を「月額20万円」以上もらえる人の特徴を紹介しましたが、自分がこのままいくと年金をどのくらいもらえるのか気になった人もいるでしょう。

そのような人は、日本年金機構の「ねんきんネット」を使うのがおすすめです。

現在の年収や働き方をもとにどれくらい年金が受け取れそうかを簡単にシミュレーションできるので、ぜひ利用してみてください。

参考資料

苛原 寛