3. 都道府県別「厚生年金」と「国民年金」の平均年金月額1位はどこか
老後の収入源となるのは年金収入、つまり国民年金と厚生年金です。
最後に厚生労働省年金局が公開している「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、厚生年金と国民年金に分けて都道府県別に金額をみていきましょう。
厚生年金を最も多くもらっているのは神奈川県でした。
3.1 「厚生年金」平均月額ランキング
- 1位:神奈川県16万6578円
- 2位:千葉県16万1368円
- 3位:東京都15万9921円
- 4位:奈良県15万8862円
- 5位:埼玉県15万8003円
- 6位:愛知県15万6775円
- 7位:滋賀県15万657円
- 8位:兵庫県15万5454円
- 9位:大阪府15万2686円
- 10位:茨城県14万9104円
※国民年金部分も含む
厚生年金のランキング上位は、平均年収の高い都道府県が多い結果となりました。
これは、厚生年金が年収の高い方や加入期間の長い方ほど、将来多く受給できる仕組みになっているからだと考えられます。
一方、国民年金の平均月額のトップは富山県でした。
3.2 「国民年金」平均月額ランキング
- 1位:富山県6万1220円
- 2位:新潟県6万113円
- 3位:石川県6万170円
- 4位:福井県6万532円
- 5位:長野県6万262円
- 6位:島根県6万497円
- 7位:香川県6万25円
- 8位:鳥取県5万9770円
- 9位:三重県5万9675円
- 10位:岐阜県5万9501円
国民年金の上位を北信越が占めています。こちらは、平均年収や厚生年金のランキングと比較すると、大きく順位が入れ替わっている印象を受けます。