40代の男性アイドル、20代で「劣化」する女性アイドル。その違いは?

毎年恒例でマスコミが取り上げる、NHK紅白歌合戦の出場アーティストの話題。今年は“スーパー銭湯アイドル”としてブレイクを果たした5人組歌謡コーラスグループの「純烈」が初出場を決め、24年間連続出場していたTOKIOが落選するなど、男性アイドルグループにまつわる話題が盛り上がりました。

一方、女性アイドルグループはと言うと、年末に飛び込んできた指原莉乃さんのHKT48卒業をはじめ、2018年は20代半ばを過ぎたメンバーの卒業や長年活動していたグループの解散といった話題が多かった印象です。

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すでにTOKIOは全員が、純烈もメンバーの半数以上が40歳を超えています。純烈やTOKIOを筆頭に年齢層が広がっていく男性アイドルと、それに反比例するかのように年齢層が狭まっている女性アイドル。今回は、その違いについて考えたいと思います。

恋愛要素を排除しても“アイドル”として成り立つ

昨今のアラフォー、アラフィフを迎えた男性アイドルがいつまでも“アイドル”として受け入れられる理由は、彼らを応援する女性たちの目線にあるでしょう。多くの女性はアイドルに対して、恋愛対象だけではない消費の仕方をしているということです。

今日本を代表する男性アイドルを見てみると、報道番組への出演やバラエティ番組の司会、作詞作曲や舞台の演出、はたまた趣味や特技を披露するといったマルチな活躍をしていても、さらにはプライベートな恋愛をしたり結婚して子どもがいたりしても、“アイドル”として応援されている人は非常に多いです。

これは、彼らが容姿端麗な見た目よりも、人間性や性格によって評価されているからでしょう。弟のような可愛らしさや父のような優しさ、はたまた親せきのおじさんのような面白さなど、彼らがどんな年齢であっても、見ている側の女性たちに彼らのキャラクターを消費する土台があると言えるのではないでしょうか。

そのため、女性たちは彼らを見ることで疑似恋愛以外の要素を楽しめています。恋愛要素を排除してもアイドルとして十分に成り立っているのが、今の男性アイドルたちの現状です。

なぜ女性アイドルの見た目や若さを批評したがるのか

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秋山 悠紀

早稲田大学文化構想学部出身。女子高でサッカー部、フリーター、演劇活動、編集プロダクションなどを経て独立。
子育てへの不安から1年半の保育園勤務の後、第一子を出産。
現在、長男を育てながら女性の生き方、子育て、ジェンダー、社会、旅、ドラマ、映画について執筆中。