3. プランターで目隠し常緑樹を育てるコツ
3.1 環境に合った植物を選ぶ
日当たりや気候など、目隠し常緑樹を置きたい場所の環境を考慮して植物を選びましょう。環境に合わない庭木を植えてしまうと、うまく育たず葉が減り、目隠しとしての効果を発揮できないばかりか、枯れてしまうこともあります。
また、プランターは土が乾きやすいため、乾燥に強い植物を選ぶと水やりの手間が少なく済みます。
3.2 大きめのプランターを用意
植えたい庭木の根よりも2周り程度大きな鉢に植え付けましょう。根が伸びる場所を確保すると植物が元気に育ちます。また、大きめの植木鉢にすることで、転倒や乾燥を防ぎやすくなります。
3.3 風で倒れないように対策
高さのある目隠し常緑樹は風で倒れやすくなります。ベランダに設置する場合はフェンスに固定したり、鉢の周りにレンガを置くなどして、倒れないように工夫しましょう。
庭に設置する場合は、可能であれば重さのあるプランターに植え付けると倒れにくくなります。
3.4 水やりの仕方
プランター栽培の常緑樹への水やりは「土の表面が乾いたら、鉢底の穴から水が出るまでたっぷりと」が基本。夏は、朝や夕方以降の比較的涼しい時間帯に水やりをしてください。
土が乾く前に水やりしたり、鉢受け皿に水をためておいたりするなど、常に土が湿っている状態では根が腐り、枯れる原因になってしまいます。
逆に夏や冬の乾燥しやすい季節はすぐに土が乾いてしまい、水やりが追い付かないことも。その場合は、土の表面にマルチング材を敷くと乾燥しにくくなります。
3.5 2~3年に一度は植え替え
今回ご紹介した常緑樹は比較的成長が穏やかなものばかりですが、プランターに何年も植えっぱなしにしていると根詰まりして弱ってしまいます。2~3年に一度くらい、1回り大きなプランターに植え替えましょう。
植え替えの目安は、鉢底から根が出てきた時や、水がしみこみにくくなってきた時。常緑樹の植え替え適期は春です。あまり大きくしたくない場合は、根と枝葉を一回り小さく切り戻し、新しい土に入れ替えて、元のプランターに植え直してください。
4. プランターに植えられるローメンテな常緑樹で、おしゃれに目隠し!
プランターで育てられて病虫害や乾燥に強く、成長が穏やかな庭木を厳選して3種ご紹介しました。どれも、シンボルツリーを兼ねて楽しめる、おしゃれな庭木ばかりです。
隣の建物との距離が近いベランダや、道路に面した狭い庭でも、目隠し常緑樹があれば安心。人目を気にせずに窓を開け、ナチュラルで開放感ある暮らしを楽しめます。
この記事を参考に、窓の近くや道路沿いに、目隠し常緑樹を植えたプランターを設置してみませんか?