来月は年金支給日。2カ月ぶりの支給を心待ちにしている方も多いと思います。

年金額は毎年度改定されるもの。2025年度は物価高もあり、1.9%の増額となりました。

2025年度ですが、どれくらい年金が増えるのか、今年はいつが年金支給日か気になるものです。

実際に年金をもらう人が多くなる60代から90歳以上までの年金額の目安や、年金支給日、通知書の読み方まで知っておくと安心です。

本記事では、厚生年金・国民年金それぞれの平均額や振込スケジュール、受け取り額の確認方法をわかりやすくまとめました。

1. 2025年度は年金が1.9%増額!「厚生年金と国民年金」の年金額はいくら?

公的年金の金額は、毎年度、物価や賃金の変動を踏まえて改定されています。

2025年度については、前年と比較して1.9%増額されることが発表されており、モデルとなる夫婦世帯(※1)の場合、月23万2784円となります。

また、国民年金を満額受給するケース(※2)では、月額6万9308円となっています。

夫婦がともに国民年金のみを満額で受給している場合、受給額の合計は13万8616円になります。

※1 男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45.5 万円)で 40 年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
※2 国民年金保険料を全期間(480カ月)納付した場合に65歳以降で受給できる年金額