2.1 【住宅費】「夫婦で地方に住むより東京に住む方が約2倍かかる?!」

まず単身世帯は東京で約8万5000円、地方で約4万円で4万5000円の差がでました。そして、夫婦/パートナー同居世帯では、東京で約12万5000円、地方では約6万円となっており、ほぼ2倍の差という結果に。
先にあげた生活費には「住宅費」も含まれているので、東京の「生活費」の大部分を「住宅費」が占めているということがわかります。

ここまでだと、東京に住む方がお金がかかるように見えますが、地方には見落とされがちな支出もあります。その代表的なものが「車にかかる費用」です。地方では車が生活必需品となる傾向が強いからです。また、車以外にも暖房費など地方ならではの見落としがちなコストも考慮に入れる必要があります。

東京と地方では、住居費や車の費用など、生活にかかるお金が大きく違います。将来のお金のことを考えるときは、こうした地域ごとの特徴をよく理解して、自分に合った計画を立てることが大切です。次の章では、将来の家計を具体的にイメージできる「金融庁のライフプランシミュレーター」をご紹介します。