3. 貯蓄が不安でも大丈夫。「お金の仕分け」で前に進もう
今回は、J-FLEC(金融経済教育推進機構)の「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」をもとに、30歳代単身世帯の金融資産の実態と、目的別口座を使ったお金の管理法について解説しました。
まとめると、
- 30歳代単身世帯の約3人に1人は金融資産ゼロ
- 貯蓄の中央値は90万円と、平均値よりも大きく下回っている
- 目的別にお金を分けることで、少額でも「貯まる仕組み」ができる
将来の安心は、今できる工夫から。まずは「お金の仕分け」を意識することからはじめてみましょう。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
CFP®認定者/1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/J-FLEC認定講師
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。ファイナンシャルプランナーとして独立後は公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。マネースクール講師としても活動し、社会保障、リタイアメントマネジメント、NISA、iDeCoを含む資産運用など、お金に関する幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMOマネー編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定講師として、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。(2025年12月16日更新)