今日から7月。7月は奇数月なので公的年金の支給はありません。次の年金支給日は8月15日(金曜日)です。
待ち遠しいですね…。
6月に支給された年金は2025年度の4月分・5月分。今年度は2024年度から1.9%増額改定されているので、4月に振り込まれた金額より少し増えていたと思います。
本記事では、2025年度の年金額を例を見ながら、具体的にどれくらい増額したのかを確認します。後半では、現代のシニア世代が実際に受給している年金額がどれくらいかも見ていきましょう。
1. 【3年度連続で増額】2025年度の年金額は+1.9%!月額いくら増えた?《年金額の例》
2025年度の公的年金額は、3年連続引き上げられました。2025年度は前年度より1.9%の増額となっています。
1.1 2025年度の年金額の例
- 国民年金(老齢基礎年金(満額)):6万9308円(1人分※1)
- 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分※2)
※1 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金(満額1人分)は、月額6万9108円(対前年度比+1300円)です。
※2 男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。
厚生年金は40年間「会社員として月額45万5000円(平均)を稼いだ夫」と「ずっと専業主婦もしくは自営業だった妻」の組み合わせをモデル世帯と想定。上記の年金額は、「夫の老齢厚生年金+夫婦2人分の老齢基礎年金」となります。
3年連続のプラス改定となった一方で、実は年金そのものは、実質目減りとなっているのです。