2.5 【45歳で始めた場合】3000万円を65歳までに達成するためのシミュレーション
【45歳開始】3000万円を65歳までに達成するための積立額
- 想定利回り1%:11万2969円/月
- 想定利回り3%:9万1380円/月
- 想定利回り5%:7万2987円/月
45歳でのスタートになると、仮に5%で運用できたとしても毎月7万円以上の積立が必要になります。
今からでも遅くはありませんが、戦略の立て直しは必須です。
リスクを抑えつつ、現実的な目標設定と資産配分の見直しをしましょう。
2.6 【50歳で始めた場合】3000万円を65歳までに達成するためのシミュレーション
【50歳開始】3000万円を65歳までに達成するための積立額
- 想定利回り1%:15万4549円/月
- 想定利回り3%:13万2175円/月
- 想定利回り5%:11万2239円/月
50歳で始めると、毎月10万円以上の積立が必要となり、一般的な家計ではかなり厳しい水準です。
この段階では、「一括投資+時間分散」や「目標金額の柔軟な見直し」も選択肢になります。
退職金や企業型DC、iDeCoなども含めて、総合的に資産設計を見直すタイミングと言えるでしょう。
3. まとめにかえて
20歳代・30歳代は少額でも積み立てを始めることで、複利の力を活かしながら将来の負担を軽減できるのが長期投資の魅力です。
一方で、40歳代・50歳代からでも、遅すぎるわけではありません。
目標設定や資産配分の見直し、一括投資、ほかの制度の活用など、状況に応じた柔軟な戦略が必要です。
まずは自分のライフプランに合った方法で、新NISAの非課税メリットを上手に活用してみましょう。
また、投資には元本割れのリスクがあり、将来の値動きの完全な予測はできません。
ご自身の目的やリスク許容度に応じて、無理のない範囲で行いましょう。
参考資料
円城 美由紀