少子高齢化の影響で、増税や年金の受給年齢引き上げが避けられそうもない日本。将来のことを考えて少しでもお金を増やしたいと思う人は多いのではないでしょうか。お金を増やしたいけれど思うようにいかないという場合、まずは現状を変えることが必要です。では、どうすればいいのか。お金が貯まる人の行動から考えてみます。

給料日に生活費を計算して自分が自由に使えるお金を決める

お金が貯まる人は、自分の自由に使えるお金をあらかじめ計算しています。手取りのお給料から毎月貯めたい金額をまず差し引き、家賃や水道・光熱費、保険料などの固定費を除いて自分が使える金額を出し、その範囲内で外食を含む食費、交際費、被服費や美容費などがまかなえるように管理します。

これなら、前もって貯金するお金を差し引いているので、貯金ができなくなる心配はありません。また、きちんと計算して食費や交際費などの各項目に予算を割り振り、週ごとに予算の消化状況などを確認してやりくりすれば、月末にお金が不足するということはないですよね。

さらに、数カ月先に身内などの結婚式のご祝儀や、家電の購入などで大きな金額が必要になることが分かっているのなら、前もってボーナスや月々の貯金の中から積み立てておけば、支払いがある月に生活費を圧迫することもありません。

貯金額や固定費など、月々必要になることが分かっている金額以外は自由に予算を決めて使っても良いわけですから、まずは自分の使えるお金がいくらかを認識し、その範囲内で生活を楽しみましょう。

お金を大切に使う習慣を身につける

お金が貯まる人は、収入がいくらあるかに関係なくお金を大切に扱います。逆に、たとえば会社帰りや飲み会の後に安易にタクシーに乗る習慣になってしまえば、収入が多かったとしてもあっという間に出費がかさんでしまいますよね。

言うまでもなくタクシーより公共交通機関の方が運賃が安いですし、通勤定期の範囲内であれば無駄なお金を使わなくてすみます。一瞬の甘えが大切なお金を減らすことになりますし、一度ぜいたくに慣れると元に戻すのは至難の技です。お金を使う時は無駄な使い方ではないか、一息おいてよく考えることを習慣にしてみてください。

お金を貯めると決めたらにすぐに行動する

お金が貯まる人は前述の通り計画的ですが、同時に行動が早いものです。もし、お金を貯めたいのであれば、節約するのも後回しにせずに始めましょう。

今は月の途中だから始めるのは来月から...と思うかもしれませんが、月の途中でも残りの使えるお金を計算して一部を貯金に回すこともできますし、出費が多いと自覚しているのなら今から減らせばいいのです。後回しにするのはいつまでたっても始められないのと同じと考え、今すぐ行動しましょう。

日本円の貯金以外の貯蓄も考える