一般的に万が一に備えて毎月の手取り×3カ月分はいつでも引き出せる状態にしておくと安心と言われていますが、お金を増やしたいと思っているのなら、投資について考えてみてはどうでしょうか。

確かに投資は元本割れのリスクもあるので抵抗を感じる人もいると思いますが、現状では円預金の利息は微々たるものですし、余裕資金があれば、その範囲内で投資をするのはお金に関心を持つきっかけにもなります。

投資初心者なら、プロが管理してくれて、普段手の届きにくい新興国株などが組み込まれた商品も買える投資信託から始めてみるのが良さそうです。投資信託はざっくり言えば複数の株や債権、不動産などをパッケージにした商品で、たとえばそこに組み込まれたある企業の株が業績不振により下がったとしても、他の株が下がっていなければ全体の目減り幅は大きくない場合もあります。

ただ、投資信託にもさまざまな種類があります。それぞれの特徴を確認し、自分のリスク許容度などに合うものを選ぶと良いでしょう。まずは初心者向けの解説を見たいという場合は、LIMO編集部による以下の記事を参考にしてください。

>>失敗しない投資信託の選び方:おさえるべき3つのNGと6つのポイント

株はその企業次第で業績不振や不祥事などがあれば大きく値を下げるリスクもありますが、投資信託の場合は株に比べると値動きが少ないので、初めての投資には向いているでしょう。また投資信託は、節税効果のある個人型確定拠出年金のiDeCoやつみたてNISAでも購入できるので、目的に合わせて運用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今のやり方でお金が貯まらないのであれば、きちんと日頃のお金の使い方を見直し、まずは計画的にお金を使うことから始めてみてください。

また、お金をコツコツ貯めるのも大切ですが、今は銀行に日本円を預けても利息はないに等しい状況です。そのため、投資には元本割れのリスクもありますが、ある程度の余裕資金ができたら資産を増やすことを考えて投資を始めてみるのも一つの手です。

投資を始めることでよりお金に関心が出て自発的に勉強することが増えるでしょうし、お金を大切に使わなければいけないという意識も生まれます。生活や思考を変えることでお金を増やせるようになるということを意識し、できることから始めてみましょう。

LIMO編集部