2025年6月13日に成立した「年金制度改正法」は《働くシニア層》に影響がある内容が含まれています。「どのような影響があるのか?」今回は内閣府の調査結果と年金制度の改正内容をもとに解説します。
※本記事で引用している「収入のある仕事」とは、内閣府調査における自己申告ベースのデータです。労働力調査などで用いられる「就業者」とは定義が異なる場合があります。
1. 【60歳以上の約4割超】社会全体を支える働くシニア層
「現在、60歳以上のシニア層はどのくらい仕事をしているのでしょうか?」
全国の60歳以上の男女を対象にした内閣府の「高齢者の経済生活に関する調査」(今回調査)をみていきましょう。
1.1 【60歳以上の約4割超】収入のある仕事をしている
【令和6年度】(今回調査)
- 収入のある仕事をしている:42.7%
→定期的に収入を伴う仕事をしている:35.9%
→不定期ではあるが収入を伴う仕事をしている:6.9%
【令和元年度】(前回調査)
令和6年度の今回行われた調査では、収入を伴う仕事をしている人の割合が42.7%と、前回調査の37.3%から増加している。この増加は、とりわけ「現在、定期的に収入を伴う仕事をしている」人の割合が増加していることによるものと考えられます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)