4. 夏植え球根植物を育てる「6つのコツ」
4.1 球根選びと植え付け
高温多湿な時期に植え込むため、健康な球根を選びましょう。病気や傷がなく、ふっくらした球根がオススメ。植える深さは球根の高さの2~3倍が目安で、間隔も十分にとります。
4.2 土壌
夏植え球根植物を育てる際、水はけのよい土壌を用意することが大切なポイント。過湿は球根が腐る原因となるため、腐葉土や堆肥を混ぜて通気性と排水性を高めましょう。
4.3 水やり
地植えは降雨に任せても大丈夫ですが、日照りが続く場合は水を与えます。鉢植えの場合は土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでしっかりと。根を傷めないよう、早朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう。
4.4 肥料
球根は自身に養分を蓄えているため、植え付け時に緩効性肥料を元肥として施せば、開花までは追肥は基本的に不要です。花が終わったら球根を肥大させるためにお礼肥を与え、葉は枯れるまで残して、光合成で養分を蓄えさせましょう。
4.5 病害虫対策
病害虫の予防には、風通しをよくすることが重要です。密植を避け、適切な株間を保ちましょう。咲き終わった花はこまめに摘み取ることで、病気の発生を抑え、球根の生長を促します。
4.6 掘り上げ(必要な場合)
耐寒性が弱く掘り上げが必要な品種は、霜が降りる前に球根を掘り起こしましょう。土を落として乾燥させ、凍らない場所で翌年の植え付けまで保管します。
5. 始めるなら今!夏植え球根植物で秋の庭づくり
夏の陽ざしを浴びてスクスク育ち、秋には美しい花を咲かせる夏植え球根植物たち。毎年手間いらずで楽しめる「植えっぱなしOK」タイプも、球根を大切に保管して翌年も楽しむ「掘り上げが必要」なタイプも、秋の庭に訪れる感動は変わりません。
自分のガーデニングスタイルに合ったお気に入りの植物を見つけて、一足早く今から秋ガーデンの準備を始めてみませんか。