3. 半日陰の庭で植物を育てる3つのコツ
3.1 水やりと土壌管理
半日陰の場所は土の乾燥が遅いので、水のやりすぎには注意が必要です。土の表面が乾いていたらタップリと水を与えるようにし、常に土が湿っている状態は避けましょう。
また、水はけの悪い土壌は根腐れの原因になります。腐葉土や堆肥などを混ぜて、水はけと水持ちに優れたフカフカの土壌に改良することが大切です。
3.2 風通しと病害虫対策
日当たりが悪い場所は湿気がこもりやすく、病害虫が発生しやすい傾向です。株と株の間隔を適切にとり、風通しをよくすることで、病気の発生を抑えることができます。
また、枯れた葉や枝はこまめに取り除き、植物の健康状態を常にチェックするようにしましょう。もし病害虫を見つけたら、早期に適切な対処を行うことが重要です。
3.3 肥料の調整
日当たりのよい場所に比べて、半日陰は光合成の効率が低いため、肥料は控えめに与えるのが基本です。とくに窒素分の多い肥料を与えすぎると、葉ばかりが茂り、花つきが悪くなることも。
苗を植え込む際に、緩効性肥料を元肥として土に混ぜ込んでおけば、あとは春と秋に少量を追肥として与えるだけでよいでしょう。
4. 10年以上毎年咲き続けている、半日陰の庭の主役たち
筆者の半日陰の庭で、植えっぱなしでも毎年元気に育っている花々。華やかさは控えめでも、季節が来ると花を咲かせて、自分の存在をさりげなくアピールするたくましさも。
丈夫で手入れも簡単なので、筆者もとくにお手入れに困ることはありません。半日陰の庭に彩りを添えてくれる植物を植えて、季節の変化をさりげなく感じられる暮らしを楽しんでみませんか。