今月「2024年に国内で生まれた子どもの数が70万人を下回った」という衝撃的なニュースが日本中を駆け巡りました。この数字は、統計開始から125年の歴史の中で初。

さらに、女性1人が生涯に産む子どもの数を表す「合計特殊出生率」が「1.15」と過去最低を記録しました。

少子化が問題になって久しい現在、未来を担う子の出産を奨励し、安心して妊娠・子育てができる環境を整備するための給付金を支給する自治体も多くあります。

本記事では「妊婦のための支援」や「出産祝い」の給付金支給(いずれも要申請)を行う自治体について紹介します。

1. 【妊娠・出産お祝い給付金を支給する自治体】①栃木県佐野市(子宝祝金)

助成金

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栃木県佐野市では、次代を担う子の出産を奨励し、豊かで活力あるまちづくりに資することを目的として「子宝祝金」を支給します。

【対象児童】令和5年4月1日以降に出生し、かつ、生まれて初めての住民登録が佐野市である子ども

【支給内容】第1子及び第2子 3万円 第3子以降の子 5万円

【対象者】次に掲げる要件をすべて満たす必要があります。

  • 支給対象児童の出産を行った者、またはその配偶者
  • 支給対象児童と法律上の親子関係を有していること
  • 支給対象児童を監護養育していること
  • 出産の日の6か月以上前から佐野市に住所を有していること
  • 子宝祝金申請時に佐野市に住所を有していること

【支給時期】7月上旬から順次各世帯に配付予定

【申請】要申請 指定の書類に必要事項を記入

【申請に必要なもの】申請される方名義の預金通帳

【申請期限】出産の日の翌日から6か月以内

【支給日】原則として、申請日の翌月20日に申請者の口座へ振り込みます。

【注意事項】「第3子以降の子」とは、同一世帯において、出産を行った者またはその配偶者と法律上の親子関係を有する18未満の子(18歳に達する日以降の最初の3月31日までの間にある者)が2人いる場合における出生児。

【詳細】佐野市ホームページ