6. いまどきシニアが「年金支給時に最低準備しておく貯蓄額」はいくらぐらい?
J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」によると、「老後のひと月当たりの最低生活費」の平均は、60歳代で31万円、70歳代で35万円でした。
年金収入だけでは赤字が出て、貯蓄の取り崩しで対応する世帯は少数派ではないでしょう。ちなみに「年金支給時に最低準備しておく金融資産残高」の平均は、60歳代で2110万円、70歳代で1738万円となっています。
7. 早めの準備が将来の安心につながる
ここまで、老後の主な収入源である年金について見てきました。
「人生100年」と言われる今の時代、何歳まで働くか、どれくらいの収入を得るかは人それぞれです。そして、それが将来の年金額にも影響してきます。
だからこそ、早い段階で「老後にどれだけお金が足りなくなりそうか」を一度確認してみることが大切です。場合によっては、そのための準備も考えておく必要があるかもしれません。
将来の安心のために、自分に合ったやり方で少しずつ考え始めてみてはいかがでしょうか。