3. 【年代別】現役世代は毎月手取りからどのくらい貯蓄に回している?
金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」を参考に、20歳代〜50歳代が収入からどのくらい貯蓄に回しているのかを見ていきます。
上記の調査結果によると、各年代における手取り収入からの貯蓄割合は下記のとおりです。※金融資産保有世帯のうち金融資産に振り分けた世帯
3.1 【単身世帯:手取り収入からの貯蓄割合の平均】
- 20歳代:14%
- 30歳代:14%
- 40歳代:12%
- 50歳代:13%
3.2 【二人以上世帯:手取り収入からの貯蓄割合の平均】
- 20歳代:14%
- 30歳代:14%
- 40歳代:13%
- 50歳代:12%
現役世代の手取り収入からの貯蓄割合は、平均して13%前後となっています。
もし、貯蓄割合が10%に満たない場合は、「固定費・変動費の見直し」や「転職や副業を検討して収入アップを目指す」などの対策を試してみることをおすすめします。
「そろそろ老後に向けて貯蓄を始めたい」と考えている方は、まずは上記の方法を参考に、夏季賞与の一部を貯蓄に回すことを検討してみてはいかがでしょうか。
4. ボーナスをきっかけに計画的な貯蓄を始めてみよう
本記事では、2025年の夏季賞与の水準について紹介していきました。
普段の手取り収入を貯蓄に回せていない方にとって、夏のボーナスは貯蓄を始める良いきっかけとなるでしょう。
もし貯蓄に対して苦手意識がある場合、給与や賞与が振り込まれた際に、先に貯蓄分の金額を別の口座に分ける「先取り貯蓄」を実践してみることをおすすめします。
先取り貯蓄を行うことで、安定して目標金額を貯めることが可能となるでしょう。
まずはボーナスの1割を貯蓄に回し、この夏から先取り貯蓄を始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
和田 直子