ゴーン氏を解任した日産で話題となっている役員報酬問題。シリーズでお届けする「上場企業の役員報酬研究」では各社最新の通期有価証券報告書をもとに上場企業役員の最新の役員報酬と最近の株価動向を振り返ります。今回はトヨタ自動車です。

トヨタ自動車の役員報酬

最新の通期の有価証券報告書に記載される連結報酬等の総額が1億円以上である人物の総額を見ていきましょう。尚、基本報酬、賞与、退職慰労金には提出会社及び連結子会社の報酬分を含みます。以下、氏名(役員区分):連結報酬総額(基本報酬、賞与、退職慰労金)の順に表記。

  • 内山田竹志(取締役):1億8100万円(9900万円、8200万円、100万円以下)
  • 早川茂(取締役):1億800万円(6100万円、4700万円、-)
  • 豊田章男(取締役):3億8000万円(9900万円、2億8000万円、-)
  • Didier Leroy(取締役):10億2600万円(2億4800万円、7億7600万円、-)
  • 寺師茂樹(取締役):1億2400万円(7000万円、5400万円、-)

なお、同社の取締役報酬額は、2017年6月の定時株主総会決議により、年額40億円(うち社外取締役分3億円以内)と定められています。

トヨタ自動車の株価動向

さて、役員報酬が関係する業績とともに、株主が最も気にする最近の株価動向について見ておきましょう。