8月は、夏のボーナスや臨時収入をきっかけに、資産運用を検討する方が増える時期です。2024年から始まった「新NISA」は、非課税期間が恒久化され、年間の投資枠も拡大されたことで、長期的な資産形成に適した制度となりました。

少額から始められるため、投資初心者でも取り組みやすく、積立投資と成長投資を組み合わせることで、将来の資金づくりに役立てることができます。

この記事では、新NISAの制度内容や基本的なポイントを整理し、毎月の積立額や利回りによって資産がどのように増えるかを、シミュレーションを交えて解説します。

1. 【利益が非課税に】新NISAを利用すると「どんなメリット」がある?

NISA(ニーサ)は、2014年に導入された資産形成支援制度で、2024年に改正され「新NISA」として生まれ変わりました。

この制度の大きな特徴は、投資で得た利益に対して税金がかからない点です。

通常、投資の利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISAを利用することでこれらの税金が免除され、得た利益をそのまま受け取ることができます。

新NISA「非課税」のしくみ

新NISA「非課税」のしくみ

出所:金融庁「NISAを知る」

ただし、NISAには投資できる金額や対象商品に一定の制限があるため、利用前にそのポイントをしっかり理解しておくことが大切です。