2. 「ヘルメットは本当に大事!」かぶらないと「頭部のケガ」リスクが1.7倍にはね上がる

令和6年に自転車乗用中の事故により命を落とした方は324人います。その中で約5割にあたる159人の重傷部位で最も多いのは「頭部」です。

ヘルメットを「かぶっていた人」と「かぶっていなかった人」を比べると、頭にケガをした割合は「かぶっていなかった人」のほうが約1.7倍も多くなっています。特に大きな事故では、頭を守るかどうかが命に関わることもあります。

ヘルメット着用有無別人身損傷主部位「頭部」構成比率【令和2年~6年合計】・ヘルメットの着用状況(該当調査結果)

ヘルメット着用有無別人身損傷主部位「頭部」構成比率【令和2年~6年合計】・ヘルメットの着用状況(該当調査結果)

出所:警察庁交通局「令和6年における交通事故の発生状況について」

また、令和6年7月時点のヘルメット着用率は17.0%で、前年より3.5ポイント上昇しました。少しずつ着用する人は増えていますが、依然として着用している人は5人に1人未満にとどまっています。

事故のリスクを減らすには、まずヘルメットの着用が重要です。しかし、どれだけ気をつけていても事故を完全に防ぐことはできません。

もしものときに備えて、自転車保険で補償を確保しておくことも安心につながります。