6.2 【単身】65歳以上無職単身世帯の家計収支
毎月の実収入:12万6905円
■うち社会保障給付(主に年金)11万8230円
毎月の支出:15万7673円
■うち消費支出:14万5430円
- 食料:4万103円
- 住居:1万2564円
- 光熱・水道:1万4436円
- 家具・家具用品:5923円
- 被服及び履物:3241円
- 保健医療:7981円
- 交通・通信:1万5086円
- その他の消費支出:3万821円
- うち交際費:1万6460円
- うち諸雑費:1万3409円
■うち非消費支出:1万2243円
- 直接税:6585円
- 社会保険料:6001円
支出合計15万7673円
毎月の家計収支
- 3万768円の赤字
毎月の実収入は12万6905円です。
一方、支出は15万7673円となっており、毎月3万768円の赤字が生じていることから、やはり不足分はどこかで賄う必要がありそうです。
7. まとめ
年金受給額は働き方や加入期間などによって異なりますので、多く受け取ることができない方は現役のうちにしっかりと準備しておくことが大切です。
最近は若い方でも、新NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用して将来資金を準備しようとする動きが見られます。
目まぐるしく変わる経済状況を鑑みると、今の現役世代の方が老後生活を迎えるころにどんな状況になっているのかをイメージすることが難しい傾向にあるため、早いタイミングから老後に向けた準備をはじめたいと考えている方もいるようです。
まずはご自身の年金見込額を「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で確認したうえで、老後資金をどれくらい用意したらよいのか計算してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
川勝 隆登
