3. 寒冷地で植えっぱなし!日陰に強いグランドカバー3選
3.1 アジュガ[常緑]
春に花穂を伸ばし、青や紫、ピンクなどの小花を咲かせるアジュガ。花がない季節も、美しい葉で日陰の空間をおしゃれに彩ってくれるので、カラーリーフプランツとしても優秀です。
葉色は明るい斑入りやシックな銅葉などバリエーション豊富。洋風やイングリッシュガーデン、ナチュラルガーデンなど、植えたい場所の雰囲気や好みに合わせて選べます。花壇の縁取りにもおすすめです。
1日1~2時間程度しか日が当たらない日陰でも生育可能な、日陰に強い多年草。乾燥に注意して育てましょう。成長はゆっくりですが、広がりすぎたときは春か秋に切り戻してください。
※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)
3.2 ユキノシタ[常緑]
葉脈に沿って白い斑が入った、丸い葉がおしゃれなユキノシタ。春には花茎を伸ばして白い小花を咲かせます。雪の下でも葉を落とさないことから名付けられたという説がある、寒さに強いグランドカバー植物です。
全体的に楚々とした雰囲気で、ナチュラルガーデンや雑木の庭におすすめ。涼しくしっとりとした、寒冷地の日陰がよく似合う多年草です。
暑さや直射日光に弱いので、午前中のみ日が当たる半日陰や明るい日陰に植えると元気に育ちます。ランナーを伸ばして増えるため、成長期にはときどき間引きや抜き取りを行うとよいでしょう。水切れに注意してください。
※参考価格:300円~600円前後(3号ポット苗)
3.3 カーペットカスミソウ(オノエマンテマ)[半落葉]
カーペットカスミソウは春の終わりから初夏にかけて、繊細で愛らしい小花が地面を覆います。葉は明るい緑色で丸みをおびており、全体的にかわいらしい雰囲気のグランドカバーです。
野趣あふれる雰囲気で、ナチュラルガーデンがよく似合います。かわいらしい雰囲気のお庭をつくりたい方にもおすすめです。
高温多湿に弱いため、風通しのよい半日陰で育てましょう。冬には葉が少なくなり、気候によってはほとんどなくなりますが、早春から芽吹きます。
※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)
4. 寒冷地の気候に合ったグランドカバー植物で、ローメンテな庭づくり
寒冷地でも植えっぱなしで育つ、おしゃれでローメンテなグランドカバー植物を6つご紹介しました。植えてみたいグランドカバー植物はありましたか?
地面を這うように育つグランドカバーは、夏の高温多湿で蒸れて傷みやすい植物。しかし、寒冷地では夏でも気温や湿度が比較的低い地域が多いため、グランドカバー植物にとって生育しやすい環境です。
また、半落葉の多年草は冬に葉数が減ったり葉がなくなったりしますが、寒さや雪で雑草がほとんど生えないため、落葉するグランドカバーを植えてもあまり支障がないのも寒冷地ガーデンのメリットと言えます。
ユキノシタやカーペットカスミソウなどは、寒冷地だからこそ楽しめる植物。寒冷地の気候に合うローメンテなグランドカバー植物を植えて、手のかからないおしゃれな庭を目指しませんか?